金星の太陽面通過時のオレオール現象 (2012/6/6)



撮影日時:2012年6月6日,13:39:11 (露出1/1.3秒)
光学系:ペンタックス7.5cm ED屈折+パワーメイト2.5X (1250mm, F16.7)
バーダープラネタリウムアストロソーラーフィルタ使用
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD700
撮影地:新潟県上越市・たにはま公園

カメラ設定:記録フォーマット…JPEG-FINE(4256×2832)
撮像サイズ…FXフォーマット (36×24mm)
感度…ISO400相当,ホワイトバランス…太陽光



撮影メモ: 2012年6月6日の金星の太陽面通過において,第3接触と第4接触の間,金星が半分ほど太陽面の外に出たときの写真です。 雲が飛来する条件だったものの,太陽の外側の金星の外縁部がかすかに光っていることがわかります。 これは太陽光が金星の大気を照らしているもので,「オレオール現象(Aureole phenomenon)」と呼ばれています。 月には大気がないため,日食の時にこのような現象は見られません。オレオール現象は大変かすかな光のため, 捉えるには良シーイング下で比較的大きな口径の望遠鏡が必要です。今回の撮影時も,明らかに写っていたのはこの1コマのみでした。




第3〜第4接触時の白色光とHα光の比較(2012/6/6)

金星の太陽面通過(2004/6/8)


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