雲間に捉えた金星日面通過(2004/6/8)



第1接触直後

撮影日時:2004年6月8日 14:12:41(露出1/125秒)
光学系:ペンタックス7.5cmED屈折+LV12mmアイピース(42倍)でコリメート撮影
口径5cmに絞る,ND400フィルタ使用
合成焦点距離895mm (35mmフィルム換算4412mm)
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:オリンパスC-5050Z
撮影地:東京都国分寺市

カメラ設定:画質モード…SHQ (2560×1920 低圧縮JPEG)
レンズ…f=21.3mm (35mmフィルム換算 f=105mm),絞りF2.6開放
CCD感度…ISO100相当,ホワイトバランス…オート




太陽を背景にした金星

撮影日時:2004年6月8日 15:33:37(露出1/200秒)
光学系:ペンタックス7.5cmED屈折+LV12mmアイピース(42倍)でコリメート撮影
口径5cmに絞る,ND400フィルタ使用
合成焦点距離895mm (35mmフィルム換算4412mm)
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:オリンパスC-5050Z
撮影地:東京都国分寺市

カメラ設定:画質モード…SHQ (2560×1920 低圧縮JPEG)
レンズ…f=21.3mm (35mmフィルム換算 f=105mm),絞りF2.6開放
CCD感度…ISO100相当,ホワイトバランス…オート




経過中央(食の最大)付近

撮影日時:2004年6月8日 17:20:53(露出1/80秒)
光学系:ペンタックス7.5cmED屈折+LV12mmアイピース(42倍)でコリメート撮影
口径5cmに絞る,ND400フィルタ使用
合成焦点距離298mm (35mmフィルム換算1469mm)
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:オリンパスC-5050Z
撮影地:東京都国分寺市

カメラ設定:画質モード…SHQ (2560×1920 低圧縮JPEG)
レンズ…f=7.1mm (35mmフィルム換算 f=35mm),絞りF1.8開放
CCD感度…ISO100相当,ホワイトバランス…オート




金星の動き(合成)


※すべての写真は上が南の方向



撮影メモ: 2004年6月8日,日本では実に130年ぶりに観測された金星の太陽面通過の様子です。 梅雨入り直後で残念ながら全国的に雲の多い天気で,雲間からのぞいた太陽を何とか断続的に撮影したものです。
内合を迎えた金星の視直径は57秒あり,太陽の約30分の1の大きさです。真っ黒な丸い金星が,ゆっくりと約6時間かけて太陽面を移動していきました。今回,日本では金星が通過し終わる前に日没となりました。
地球と金星の公転軌道面は互いに傾いており,太陽面通過はめったに起きません。 次回見られる金星の太陽面通過は2012年6月6日,さらに次は105年後の2117年12月11日です。



警 告: 天体望遠鏡を使って太陽の観察や写真撮影を行う際には,正しい減光方法に関する知識がないと,視力低下や失明の危険が伴います。
 このページをきっかけに太陽の観察や撮影を行い,その結果生じたいかなる事故についても,当方は一切の責任を負いません。



金星の太陽面通過時のオレオール現象(2012/6/6)

2007年の金星の位相変化


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