Hα光による金星の太陽面通過 (2012/6/6)


撮影時刻切り替え→  



太陽定数: P...北極方向角,B0...中央緯度,L0...中央経度

撮影日時:2012年6月6日,時刻は写真中に記載
光学系:コロナドSolarMax40+ナグラーtype5 16mmアイピース引伸法 (合成f=1025mm, F26.0)
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS Kiss X4 (改造)
撮影地:新潟県上越市・たにはま公園

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5184×3456)変換
CCD感度…ISO800相当



撮影メモ: 2012年6月6日の金星の太陽面通過をHα太陽望遠鏡で追跡した画像です。写真上部のボタンを押すと,各撮影時刻での画像に切り替えることができます。 ほぼ真っ黒な円形に見える金星像が,太陽の彩層面上を移動してゆく様子がわかります。
この日の太陽の北半球には活動領域番号#1493, #1498, #1499などの大規模なプラージュが広がっており,そのすぐ北を金星がすり抜けていきました。いくつかのプロミネンスも見えています。 また,金星が通過した6時間半の間に太陽は見かけ上約3.5度自転しており,時刻を切り替えると,それに伴う太陽表面の動きがわかります。 各プラージュが部分的に明るくなる様子も確認でき,小規模なフレアが発生しています。
なお,これらの画像は擬似カラー処理を行っています。


当日の太陽面の経緯度線と活動領域




太陽面通過・第1〜第4接触

第3〜第4接触時の白色光とHα光の比較(2012/6/6)


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