豊かの海方面



撮影日時:2012年8月4日 23:57, 23:58(録画時間各30秒)
2フレームをモザイク合成
光学系:笠井20cmニュートン反射(NERO-200DX)+パンオプティック35mm(34倍)でコリメート撮影
合成焦点距離2074mm (35mmフィルム換算14824mm)
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
デジタルビデオカメラ:キヤノンiVIS HF-M41
撮影地:茨城県日立市

カメラ設定:画質モード…FXP(24Mbps),撮影モード…絞り優先オート
レンズ…f=61mm (35mmフィルム換算 f=436mm),絞りF3.0開放
Registax6にて各300コマをスタック,ウェーブレット変換処理



撮影メモ: 南東部に位置する豊かの海とその周辺です。豊かの海の南には,エッジに沿うように直径100km以上のクレーター, ペタヴィウス,フェンデリヌス,ラングレヌスが並んでいます。ペタヴィウスには明確な中央丘と,そこから南西方向に伸びる目立つ谷が見られます。 それぞれのクレーターの構造を見比べてみると興味深いでしょう。
豊かの海の中には,小型の双子クレーターであるメシエがあります。 西側がメシエ,東側はメシエA(直径8km)と呼ばれており,西の方向にほぼ一直線の光条が伸びているのが特徴的です。



地 形 案 内
Index Map
INDEX名  称クレーター直径
1ラメ(Lame)84km
2ペタヴィウス(Petavius)177km
3フェンデリヌス(Vendelinus)147km
4ラングレヌス(Langrenus)132km
5ボルダ(Borda)44km
6サントベック(Santbech)64km
7コロンボ(Colombo)76km
8ゴクレニウス(Goclenius)62km
9フラカストリウス(Fracastorius)124km
10メシエ(Messier)10km
11グーテンベルク(Gutenberg)74km
A豊かの海-
B神酒の海-
Cピレネー山脈-
Dルナ16号着陸点('70/9/21)旧ソ連-
Eルナ20号着陸点('72/2/21)旧ソ連-




フンボルト方面

2024年8月の黒点群#3780:
白色光とHα光による形状の変化


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