アリスタルコス・クレーター方面



撮影日時:2019年5月17日 22:40
光学系:笠井20cmニュートン反射(NERO-200DX)
テレビューパワーメイト2.5×使用 (合成f=3000mm, F15.0)
タカハシEM-200赤道儀にて追尾
カメラ:セレストロンSkyris445C+アイダス赤外カットフィルタ
撮影地:茨城県日立市

カメラ設定:25フレーム/秒×10秒,露出…1/30秒
Registax6にて200コマをスタック,ウェーブレット変換処理



撮影メモ: 嵐の大洋北部に位置するアリスタルコス(直径40km)は,小型ですが月面で最も明るいクレーターです。 一辺約100kmの四角形の台地の南端にあります。この台地には月面最大の蛇行谷であるシュレーター谷も見られ, 望遠鏡の倍率を高めにするとその眺めは興味深くなります。
ところで,このアリスタルコス付近は,月面における異常現象(TLP: Transient Lunar Phenomena)の報告例が最も多い場所です。 このTLPというのは,一時的な光やぼやけ,色の変化のことを言って,大多数は地球の大気の揺らぎや観測者の錯覚等による誤認であるといわれています。 しかし説明のつかない現象も少数ながらあり,最近では隕石落下の瞬間と思われる光をビデオ撮影した例もあります。



地 形 案 内
Index Map
INDEX名  称クレーター直径
1アリスタルコス(Aristarchus)40km
2ヘロドトス(Herodotus)35km
3ディオファントス(Diaphantus)18km
4クリーガー(Krieger)22km
Aハービンガー山脈-
Bシュレーター谷-
C嵐の大洋-
D雨の海-




雨の海中央方面

嵐の大洋方面


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