2016/1/9〜1/11早朝の2013UC10カタリナ彗星



撮影日時:2016年1月10日 27:00から27:23にかけての3分露出8コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (f=1600mm, F6.3)
バーダープラネタリウムUV/IRカットフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Pictor 201XTにて完全自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS Kiss X5 (クリアフィルタ改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5184×3456)変換
感度…ISO3200相当




3夜の変化(530mm直焦点)

撮影日時:(上) 2016年1月8日 27:46から28:20にかけての3分露出12コマをコンポジット
(中) 2016年1月9日 28:21から28:58にかけての4分露出10コマをコンポジット
(下) 2016年1月10日 26:09から26:54にかけての4分露出12コマをコンポジット
光学系:タカハシ16cmイプシロン (f=530mm, F3.3)
アイダスLPS-P2-FF光害カットフィルタ使用
タカハシJP赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS Kiss X4 (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5184×3456)変換
感度…ISO1600相当




3夜の変化(324mm直焦点)

撮影日時:(上) 2016年1月8日 27:44から28:18にかけての3分露出12コマをコンポジット
(中) 2016年1月9日 28:19から28:56にかけての4分露出10コマをコンポジット
(下) 2016年1月10日 26:16から26:52にかけての4分露出10コマをコンポジット
光学系:ボーグ67FL,フラットナー使用 (f=324mm, F4.8)
バーダープラネタリウムMoon&Skyglowフィルタ使用
タカハシJP赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS 6D (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5472×3648)変換
撮像サイズ…35×24mm,感度…ISO3200相当



撮影メモ: 好天に恵まれた3日間に渡り追跡した2013UC10カタリナ彗星の画像です。この48時間で彗星はうしかい座とりょうけん座の境界上を約5度北に移動しています。 明るさ5等級のコマの視直径は15分以上あり,西北西に約5度伸びるイオンテイル,南に0.5度伸びるダストテイルの淡い広がりを,月明のない条件下で捉えることができました。 先月はアンチテイルとなって東南東の方向に伸びていたダストテイルは,その方向が徐々に南向きに変化し,この3夜の間にもわずかに西寄りに湾曲してきていることがわかります。 また,彗星は太陽から遠ざかりつつあるのでイオンテイルの活動は収まりつつあるようですが,1/11早朝が最も濃いことがわかります。
※1枚目:焦点距離1800mm相当にトリミング(写野角0.70×0.47°)
※2枚目:焦点距離570mm相当にトリミング(写野角2.24×1.33°)
※3枚目:焦点距離370mm相当にトリミング(写野角5.53×3.35°)




2016/1/9早朝のスペクトル

2016/1/4,1/5早朝の2013UC10カタリナ彗星


御意見,御感想をお聞かせください。 →メールはこちらまで・・・

Copyright(c) 2016 by Naoyuki Kurita, All rights reserved.
ホームページ 彗星写真集