金星の太陽面通過・金星の動き



金星の動きの合成画像(太陽面は10:30の画像)

太陽定数:P...北極方向角,B0...中央緯度,L0...中央経度




金星の動きの個別画像

撮影日時:2012年6月6日,時刻は写真中に記載
光学系:ペンタックス7.5cm ED屈折+パワーメイト2.5X (1250mm, F16.7)
バーダープラネタリウムアストロソーラーフィルタ使用(8:16のみフィルタなし)
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD700
撮影地:新潟県上越市・たにはま公園

カメラ設定:記録フォーマット…JPEG-FINE(4256×2832)
撮像サイズ…FXフォーマット (36×24mm)
感度…ISO400相当,ホワイトバランス…太陽光

全経過の動画(5.8MB, WMVファイル)

再生時間:53秒, 2fps, 1フレーム/5分



撮影メモ: 2012年6月6日の金星の太陽面通過の全経過を,約1時間ごとの撮影画像から合成したものです(8:16すぎから約1時間は雲のため欠測)。 1枚目の画像の右上のボタンを押すと,この日の太陽面の経緯度線と黒点群のNOAA番号の表示/非表示を切り替えることができます。 太陽面通過の前半と通過終了間際は雲の影響を受けましたが,通過中盤の約3時間は快晴の青空の下で撮影・観望を楽しむことができました。
この日の太陽の中央緯度B0はほぼ0度であり,地球は太陽の赤道面と完全に重なっていることがわかります。 金星の軌跡は太陽の緯線とほぼ平行であり,今回の太陽面通過終了から約13時間後に地球の公転軌道面(=ecliptic・黄道)を北から南へ横切りました(降交点通過)。 地球と金星の公転軌道面が重なる降交点,または反対側の昇交点をはさんだ極めて狭い範囲内(前後3.5°以内)に金星と地球が同時に位置して金星が内合となる場合のみ,太陽面通過が起こります。 次回の2117年12月11日の金星の太陽面通過は,前回の2004年と今回とは反対側の昇交点付近で起こります。




金星の太陽面通過(概要)

太陽面通過・第1〜第4接触


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