水星



撮影日時:1999年12月10日 29:58
露出1/2秒の3コマをコンポジット,プリズム効果による色ズレ補正
光学系:タカハシ12.5cmフローライト屈折,Or6mm引伸法 (合成12300mm,F98.0)
五藤光学MX-II赤道儀にて自動ガイド
カメラ:ビクセンVX-1
フィルム:フジカラー SuperG Ace 800
撮影地:山梨県大泉村



撮影メモ: 水星は太陽に最も近い惑星で,公転周期はわずか88日です。そのため,夕方の西の空と明け方の東の空に短い周期でかわるがわる姿を現します。 金星に比べ非常に低い空に見えるので,最大光度は0等級になるにも関わらず,見つけるだけでも大変な惑星です。
低空まで大気が澄んだ日に運良く水星を見つけたら,100倍以上の倍率にして観察してみると,最大離角のころには半月型の水星の姿が楽しめます。 この写真の撮影時には輝面比が約0.8であったため,水星の左側がわずかに欠けた状態でした。 水星の満ち欠けは簡単に観測できますが,視直径は最大時でも10秒ほどなので,表面の模様まで認めるのはかなり難しいでしょう。




水星の太陽面通過(2006/11/9)

2012年6月6日の金星の太陽面通過 (概要)


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