月面X



撮影日時:2012年10月22日 21:00,1/20秒露出の4コマをコンポジット
光学系:ボーグ60ED,テレビューパワーメイト5X使用 (1750mm, F29.2)
バーダープラネタリウムMoon&Skyglowフィルタ使用
ケンコースカイメモ赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS Kiss X5 (クリアフィルタ改造)
撮影地:茨城県日立市

カメラ設定:記録フォーマット…JPEG-FINE(5184×3456)
感度…ISO1600相当,ホワイトバランス…マニュアル



撮影メモ: この写真は上弦の月を捉えたものです。やや南寄りの欠け際あたりに,アルファベットの"X"が浮かび上がっていることがわかります。 通称「月面X (げつめんエックス:Lunar X)」と呼ばれ,年に数回,数時間だけきれいに見ることができます。
これは2004年ごろにカナダのアマチュア天文家が紹介して知られるようになったもので,前のページの写真に写っている, プールバッハ,ラカイユ,ブランキヌスの3つのクレーターに囲まれた外輪山が太陽に照らされているものです。 写真の右列に月面Xの約2時間半の変化を示していますが,ほとんど影になっている状態から,少しずつXの字が浮かび上がる様子がわかります。
月面Xは肉眼で見るのは難しいですが,小型の望遠鏡ではっきりと確認することができます。




中央火口列方面

ブリアルドス方面


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