2023年9月の木星展開画像
撮影メモ:
前ページの2023年の木星観測画像のうち,9月1日から9月12日の画像を展開して合成した木星の世界地図です。
今シーズン,大赤斑(GRS)は体系IIの木星経度上で40度に位置しています。現在,GRSは1年に約20度のペースで木星面を西(右方向)に移動しています。 やや不鮮明ですが,南温帯縞(STB)上の永続白斑(Oval BA)はGRSのすぐ西に位置しています。 さらにその南の南南温帯縞(SSTB)上には,小さな白斑が7つ,全周にわたって分布しています。 北赤道縞(NEB)と南赤道縞(SEB)はともに濃く全周を取り巻いていて,特にNEBから赤道方向に,複数の黒い爪状の突起(フェストーン)が伸びている様子が目を引きます。
2023年シーズンの木星観測画像
2022年シーズンの木星観測画像
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