ヘールボップ彗星ラストショット(1997/5/10)



撮影日時:1997年5月10日 19:41〜19:44,19:46〜19:49
以上の2コマをコンポジット処理
光学系:タカハシ16cmイプシロン (530mm,F3.3)
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
カメラ:ビクセンVX-1
フィルム:フジカラー SuperG Ace 400
撮影地:長野県南牧村・獅子岩駐車場



撮影メモ: ヘールボップ彗星の観測期間の終了は,彗星自体が暗くなって見えなくなるのではなく,見かけ上どんどん太陽に 近づいていくことによって観測不可能になる時点によって決まります。ですからこれからも観測を続けることはもちろん可能ですが, 南半球に行かないと条件的に厳しくなります。南半球で望遠鏡を使えば,今後数年間はヘールボップ彗星を見ることができます。 おそらく歴代の彗星の中で,観測可能期間の最長記録が更新されることでしょう。
5/10の夕方に撮影した,このヘールボップ彗星は,私にとってのラストショットです。日暮れとともに霧が発生してしまい,コマ周辺の ダストテイルしか確認できません。有終の美を飾るにはいささか悔いの残る結果となってしまいました。
初観測から約13ヶ月,この彗星に費やしたフィルムは約150コマ,遠征観測のための総走行距離は7000kmを越えました。




1998/1/31のテンペル・タットル彗星

1997/4/26のヘールボップ彗星(360mm直焦)


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