2012/1/29早朝のガラッド彗星のスペクトル



光学画像
 (白い枠はスペクトル撮像時のスリット位置を示す)

撮影日時:2012年1月28日 28:08から28:15にかけての2分露出3コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン+レデューサレンズ (1250mm, F5.0)
ミードLX200赤道儀+Pictor 201 XTにて完全自動ガイド
冷却CCDカメラ:SBIG ST-402ME (冷却温度-25℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町




スペクトル画像と強度分布

撮影日時:2012年1月28日 27:59から28:04にかけての5分露出2コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン (2500mm, F10.0)
+SBIG DSS7分光器 (スリット幅0.05mm)
ミードLX200赤道儀+Pictor 201 XTにて完全自動ガイド
冷却CCDカメラ:SBIG ST-402ME (冷却温度-25℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町




撮影メモ: ヘルクレス座に位置する2009P1ガラッド彗星のコマのスペクトル画像と強度分布です。
多くの彗星と同様,ガラッド彗星のコマの中にはスワンバンド(swan band)と呼ばれる炭素分子(C2, C3)に由来する複数の発光帯が顕著に観測され, 他にシアン(CN),アンモニアラジカル(NH2)の輝線スペクトルが見られます。
(*を付けた輝線は地球大気,光害に由来するスペクトルです)




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2012/5/12のガラッド彗星


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