撮影日時:1986年 (日時不明)
光学系:MCロッコール35mm F2.8 (絞り不明)
カメラ:ミノルタSRT-101
フィルム:フジカラー Super HR 100
撮影地:茨城県日立市




虹のクローズアップ

撮影日時:1986年 (日時不明)
光学系:MCロッコール135mm F2.8 (絞り不明)
カメラ:ミノルタSRT-101
フィルム:フジカラー Super HR 100
撮影地:茨城県日立市



虹の説明図
上:主虹の光路図
下:副虹の光路図
 かなり古い写真ですが,1986年の初夏,夕立の直後に東の空に現れた見事な虹です。 虹は空気中に漂う丸い水滴によって太陽光が屈折・反射されることで観測される大気光学現象です。 太陽光は上の図のように水滴内を通るため,虹の中心は必ず太陽の正反対の位置となり,その半径は約42度になります。 光の波長によって水滴での屈折角が異なるため,内側の青から外側の赤まで,七色の光に分かれて見えます。
写真をよく見ると,虹の右側に,かなり淡いもう1本の虹があることがわかります。 これは濃い虹の「主虹(しゅにじ)」に対して「副虹(ふくにじ)」と呼ばれます。 これは太陽光が下の図のように水滴内で2回反射する事により観測されるものです。 副虹の半径は約51度で,光の色は内側が赤で外側が青となり,主虹と反対になります。 水滴内で余計に反射するためにその光は弱められ,かなり良い条件でない限り,副虹を見ることはできません。

虹の他の画像




環天頂アーク(2001/9/2)

株虹


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