環天頂アーク (2001/9/2)



撮影日時:2001年9月2日 16:28(露出1/600秒)
光学系:f=10.4mm F8.0(35mmフィルム換算 f=70mm)
デジタルカメラ:カシオQV2800UX
撮影地:東京都国分寺市

カメラ設定:画質モード…1600×1200 FINE
CCD感度…ISO80相当,ホワイトバランス…太陽光




 2コマをつなぎ合わせて,太陽と環天頂アークの位置関係を示したもの。画面上端に環天頂アークが見え,画面下の木の向こう側に太陽がある。 両者の離角は約46度。また,両者の中間あたりには不明瞭ながら内暈(22度ハロ)が確認できる。


撮影日時:2001年9月2日 16:29(露出1/800秒)
光学系:f=6.6mm F4.8(35mmフィルム換算 f=43mm)
デジタルカメラ:カシオQV2800UX
撮影地:東京都国分寺市

カメラ設定:画質モード…1600×1200 FINE
CCD感度…ISO80相当,ホワイトバランス…太陽光



環天頂アーク発生の説明図
上:氷の結晶の模式図
下:氷晶による太陽光の屈折の光路図
 西の空に日が傾いた夕方,ほぼ天頂に近い空に,弧を描く虹のような光が現れました。 これは前ページの環水平アークと同様,六角柱の氷の結晶によって太陽光が屈折されて現れる「環天頂(かんてんちょう)アーク」という大気光学現象です。 天頂環,天頂弧,またその形から「逆さ虹」とも呼ばれます。
 環天頂アークを作る太陽光の屈折角は右の図のように約46度となるため,太陽の真上に46度離れたところに現れます。 上空に氷晶を含む薄雲が広がり,太陽高度が低いときに観測される現象で,意外に頻繁に見ることができます。 しかし天頂近くに現れるため,一般にはあまり気付かれることは少ないようです。 このときは肉眼でも七色の色彩がはっきりわかり,30分ほどで見えなくなりました。




環水平アーク(2001/4/22)


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