日暈



撮影日時:2001年5月18日 12:00ころ (露出1/1000秒)
光学系:MDフィッシュアイ 16mm F2.8 (絞りF22.0)
カメラ:ミノルタXD
フィルム:エクタクロームE200 (+1増感)
撮影地:山梨県大泉村



日暈発生の原理
氷晶による屈折の光路図
 全天を薄雲が覆う5月,太陽の周りに見事な日暈が現れました。天気が下り坂のときなど,日暈は意外に頻繁に見ることができる大気光学現象です。 その半径は約22度で,「内暈(ないうん)」,「22度ハロ」とも呼ばれます。
 上空に六方晶系の氷の結晶がランダムに分布しているとき,図のように結晶の側面に太陽光が入射し,1つおいた側面から出ていく際の屈折角は約22度になります。 結晶はあらゆる方向を向いて上空に浮いているわけなので,太陽を囲む半径22度の光の輪が観測されます。 実は日暈にはもうひとつ,半径46度の位置に現れるものもあり,こちらは「外暈(がいうん)」,「46度ハロ」と呼んで区別します。 外暈は氷晶の側面から入って底面から出る(あるいはその逆)太陽光により作られますが,内暈に比べて見るチャンスは極めて限られます。

日暈の他の画像




株虹

上部タンジェントアーク


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