NGC7662のスペクトル



撮影日時:2020年11月14日 19:21から19:22にかけての30秒露出2コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン (2500mm, F10.0)
+SBIG DSS7分光器 (スリット幅0.05mm)
ミードLX200赤道儀にて完全自動ガイド
冷却CCDカメラ:SBIG ST-402ME (冷却温度-20℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

※上段はスペクトルの取得画像,下段は擬似カラー処理したもの



NGC7662のスペクトルを分光器で撮像した画像と,それから作成した波長の強度分布図です。 プロファイルには,水素原子に由来するHαからHδのバルマー系列の輝線が認められますが,それらに比べて電離酸素原子による2本のO III線の強度が極めて強いことがわかります。 通常の光学画像でもこの星雲は青〜緑色に見えることから,赤い光を放つHα成分がほとんど含まれていないことと対応しています。



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