NGC7009のスペクトル



撮影日時:2013年9月28日 21:53から21:57にかけての2分露出の2コマをコンポジット
光学系:タカハシ12.5cmフローライト屈折,口径100mmに絞る (1000mm, F10.0)
+SBIG DSS7分光器 (スリット幅0.05mm)
ビクセンアトラクス赤道儀にて自動ガイド
冷却CCDカメラ:SBIG ST-402ME (冷却温度-10℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

※上段はスペクトルの取得画像,下段は擬似カラー処理したもの



NGC7009(土星状星雲)のスペクトルを分光器で撮像した画像と,それから作成した波長の強度分布図です。 この星雲には特に短波長側を中心にたくさんの輝線が認められます。個々の強度比が大きいため,わかりやすくするためにグラフの縦軸を対数表示させています。
多くの発光星雲に見られる水素原子のHαからHεのバルマー系列と2本の電離酸素(O III)に対応する輝線のほか,電離窒素(N II),電離硫黄(S II, S III), 中性ヘリウム(He I),電離ヘリウム(He II),ネオン(Ne III)などの輝線が認められます。



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