NGC4361のスペクトル



撮影日時:2013年4月13日 23:37から23:47にかけての10分露出2コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン (2500mm, F10.0)
+SBIG DSS7分光器 (スリット幅0.05mm)
ミードLX200赤道儀+Pictor 201 XTにて完全自動ガイド
冷却CCDカメラ:SBIG ST-402ME (冷却温度-25℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

※上段はスペクトルの取得画像,下段は擬似カラー処理したもの



NGC4361のスペクトルを分光器で撮像した画像と,それから作成した波長の強度分布図です。 プロファイルには,水素原子に由来するHαからHγのバルマー系列の輝線,および電離酸素原子による2本のO III線が認められます。 これらは他の多くの惑星状星雲にも見られますが,NGC4361に特有な輝線として,4686Åの電離ヘリウム原子(He II)による強い輝線が観測されます。



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