NGC2359中心のウォルフ・ライエ星(WR7)のスペクトル



撮影日時:2023年1月21日 22:22から22:31にかけての3分露出4コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン (2500mm, F10.0)
+SBIG DSS7分光器 (スリット幅0.05mm)
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
冷却CCDカメラ:SBIG ST-402ME (冷却温度-25℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

※上段はスペクトルの取得画像,下段は擬似カラー処理したもの



NGC2359の中心部に位置する11.5等級のウォルフ・ライエ星・WR7 (HD56925)のスペクトルです。 寿命に近づいた青色巨星であるウォルフ・ライエ星は,表層の水素ガスが外部に流れ出し,内部の電離したヘリウム,窒素,酸素,炭素などの層がむき出しになって,これらの輝線が多く観測されます。 さらに,これらのガスの運動速度が非常に大きく,視線方向のドップラー効果により輝線の幅が広がっているのが特徴です。 ウォルフ・ライエ星は,支配的な輝線が電離窒素のときWN型,電離炭素の場合をWC型,電離酸素の場合にWO型に分類されます。 このWR7は水素の弱い輝線がヘリウムの輝線と重なっており,さらにいくつかの電離窒素の輝線が観測されるため,WN型の一種とされています。

ウォルフ・ライエ星WR7の位置



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