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※上段はスペクトルの取得画像,下段は擬似カラー処理したもの |
Hα線付近の拡大図
●…測定値 |
M8のほぼ中心部のスペクトルを分光器で撮像した画像と,それから作成した波長の強度分布図です。
水素原子のHαからHε線のバルマー系列に加え,電離酸素原子によるO III線のほか,電離窒素(N II), 電離硫黄(S II),中性ヘリウム(He I)に由来する輝線などが確認できます。 右側には互いに近接するHα線と2本のN II線付近の拡大図を示します。各輝線のプロファイルがガウス分布に従うと仮定した計算結果を実線で描いていますが,測定値をよく再現することがわかります。 使用した分光器の分解能に依存する,ガウス分布の標準偏差σは8.0(Å)で,Hα線に対する6548Å,6583ÅのN II線の強度比はそれぞれ約6%,26%です。 | M8における分光器のスリット位置(北が上) |
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