M17のスペクトル



撮影日時:2016年7月9日 24:07から1分露出
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン (2500mm, F10.0)
+SBIG DSS7分光器 (スリット幅0.05mm)
ミードLX200赤道儀にて自動ガイド
冷却CCDカメラ:SBIG ST-402ME (冷却温度-15℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

※上段はスペクトルの取得画像,下段は擬似カラー処理したもの



右の写真に示した位置における,M17のほぼ中心部のスペクトルを分光器で撮像した画像と,それから作成した波長の強度分布図です。 プロファイルには水素原子のHαとHβ線のバルマー系列,電離酸素原子によるO III線のほか,電離硫黄(S II),中性ヘリウム(He I)に由来する弱い輝線が確認できます。 M17はカラー画像では赤く写るため,Hα線の強度が圧倒的に大きいことがわかります。

M17における分光器のスリット位置(北が上)



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