2020年8月の木星展開画像



撮影メモ： 前ページの2020年の木星観測画像のうち，8月1日と8月2日の画像を展開して合成した木星の世界地図です。
今シーズン，南赤道縞(SEB)はほぼ全周つながっていますが北赤道縞(NEB)に比べて細く，経度120度から大赤斑(GRS)がある330度の範囲内で2本に分裂している様子が特徴的です。 また，大赤斑の北側(下側)に大きく湾曲している様子もわかります。大赤斑のすぐ西側(右側)に白斑(Oval BA)が隣接してゆっくり東(左方向)に移動中で，2020年8月中旬以降，大赤斑を追い抜きました。 北赤道縞には全周にわたって極めて複雑な擾乱が見られます。赤道帯(EZ)に向かって，暗く爪状の筋（フェストーン）がいくつも伸びています。


2020年シーズンの木星観測画像
2019年シーズンの木星観測画像


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