皆既月食経過(2000/7/16)


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撮影日時:2000年7月16日(露出各1/60秒〜1/250秒,皆既中は5〜10秒)
光学系:ビクセン20cmバイザック(1800mm,F9.0)
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
カメラ:ビクセンVX-1
フィルム:フジカラー Super G Ace 800
撮影地:富士山須走口五合目



撮影メモ: 2000年7月16日から17日の皆既月食の様子です。 この月食では月が地球の影のほぼ中央を貫いたため,皆既の継続時間が長いのはもちろんですが,反対に食分0%から皆既に要する時間が短いことも特徴でした。 欠け始めから皆既の始めまでに要した時間は,わずか1時間程度でした。
中央の22:59に撮影した写真はほぼ皆既の中心に相当し,月全体が暗い真紅色に染まりました。 大抵の月食では,月は地球影の中心から外れたコースを進むため,最大皆既時であっても,その色彩には両隣りの22:02,23:46の写真のように「むら」が見られるのが普通です。 月が地球影の奥深くに入り込み,このような一様な色彩を見せる皆既中の月は,おそらくこの先数百年は見ることができないでしょう。




皆既中の月

皆既月食経過・色彩の変化


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