アルデバラン食(2016/11/16)


 

左:潜入 右:出現

撮影日時:2016年11月16日, 時刻は画像中に記載
光学系:ボーグ60ED+LV25mmアイピース(14倍)でコリメート撮影
合成焦点距離854mm (35mmフィルム換算6100mm)
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
デジタルビデオカメラ:キヤノンiVIS HF-M41
撮影地:茨城県日立市

カメラ設定:画質モード…MXP(24Mbps),撮影モード…絞り優先オート
レンズ…f=61mm (35mmフィルム換算 f=436mm),絞りF3.0開放



撮影メモ: 2016年11月16日未明,スーパームーンとして話題になった満月の2日後の月におうし座の1等星,アルデバランが隠される星食が,日本全国で好条件で観測されました。 北を下に向けて掲載しており,左側がアルデバランの潜入時,右側が出現時の様子です。大きな画像はそれぞれ潜入30秒前,出現30秒後の様子です。 そしてそれぞれの連続画像は,潜入,出現の瞬間を1フレーム(1/30秒)単位で並べたものです(fを付けた数字はフレーム番号を表す)。
潜入時は月の明るさのため不明瞭ですが,暗縁からの出現時,アルデバランの像が3フレームに渡って徐々に明るくなっていくことがわかります。 概算上,月が天球上をアルデバランの視直径(約0.021秒)分動く時間が1/20〜1/30秒であることから,毎秒30コマ撮影するビデオカメラで,アルデバランの「部分食」が捉えられた可能性があります。




土星食(1997/10/16)

アンタレス食(2005/3/31)


御意見,御感想をお聞かせください。 →メールはこちらまで・・・

Copyright(c) 2016 by Naoyuki Kurita, All rights reserved.
ホームページ 日食・月食写真集