金環日食中の明るさの変化(2012/5/21)



撮影日時:2012年5月21日,時刻は写真中に表記
プログラムオート撮影 (スポット測光)
光学系:シグマ4.5mm EX サーキュラーDC
固定撮影
デジタルカメラ:ニコンD80 (改造)
撮影地:茨城県日立市・久慈浜海岸

カメラ設定:画質モード…JPEG-FINE (3872×2592)
CCD感度…ISO200相当,ホワイトバランス…マニュアル




金環日食時の明るさ(∝2^露光量)の変化

グラフ中の番号は各写真の番号に対応,
白いカーブは周辺減光効果を考慮した太陽が欠けた面積比より計算される
露光量の変化を示す。(日食前後の露光量LV0は15から16.5に線形増加すると仮定)



撮影メモ: この組写真は金環日食の経過中に,全天魚眼レンズを付けたデジタルカメラでオート露出を行い,写野中央部(天頂)の空が一定の濃度に写るための露光量(ライトバリュー: LV)に応じて,明るさを調整したものです。 グラフには1分間隔で測定した結果を示しています。金環日食中に露光量が3〜4段小さくなり,空の明るさ(照度)が1/8〜1/16になったことが確認できます。
人間の目はある程度明るさの変化に順応するため,これほどの変化には感じられませんでしたが,写真で比較してみるとかなり暗くなったことがわかります。 今回の金環日食では,最大食時の太陽の面積は元の7.9%になっており,日射量は約12.6分の1になりました。これは露光量の減少幅とほぼ一致します。




ベイリービーズの時間変化

皆既日食概要(2017/8/21)


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