第2接触時のHα光と白色光画像の比較(2012/5/21)



撮影日時:2012年5月21日,時刻は写真中に記載
光学系:(左,Hα):コロナドソーラーマックス40+LV20mmアイピース(20倍)でコリメート撮影
(右,白色光):ペンタックス7.5cm ED屈折+パワーメイト2.5X (1250mm, F16.7)
バーダープラネタリウム アストロソーラーフィルタ使用
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:オリンパスC-3030Z(Hα),ニコンD700(白色光)
撮影地:茨城県日立市・久慈浜海岸

カメラ設定(Hα):画質モード…SHQ (2048×1536 低圧縮JPEG,モノクロモード)
レンズ…f=19.5mm (35mmフィルム換算 f=96mm),絞りF2.8開放
CCD感度…ISO100相当,ホワイトバランス…オート

カメラ設定(白色光):記録フォーマット…JPEG-FINE(4256×2832)
撮像サイズ…FXフォーマット (36×24mm)
感度…ISO400相当,ホワイトバランス…太陽光



撮影メモ: この組写真は2012年5月21日の金環日食における第2接触時,ほぼ同時にHα単色光と通常の白色光で撮影したものです。
左のHαによる画像では月と太陽の接点部がつながってリング状態となり,小型のプロミネンスの存在もわかります。 しかしその3秒後に撮影した右の白色光画像を見ると,月はほぼ東北東(左やや上向き)の方向に動いているにもかかわらず,まだ太陽は完全なリングになっていないことがわかります。
Hα光では太陽表面上の彩層が見えるため,その分太陽の見かけがわずかに大きく見えます。この写真では,その違いを直接確認することができます。




Hα光による金環日食経過

金環日食全経過の連続合成画像


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