春の星雲・星団めぐり
IC1101(おとめ座の系外星雲)



撮影日時:2024年4月13日 26:00から27:07にかけての6分露出12コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
アイダスLPS-P1光害カットフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(2040×2040)変換
撮像サイズ…10×10mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



IC1101/系外星雲,タイプS0-:
赤経15h 10m 56.1s (2000.0)
赤緯+05°44' 41" (2000.0)
見かけサイズ1.1×0.6'
視線速度+23368km/s
等級15.1等
距離10億4500万光年
所属する銀河群 -
その他のIDUGC 9752, CGCG 49-23
PGC 54167
Abell 2029/銀河団,タイプ 2 4 I
赤経15h 11m 00.0s (2000.0)
赤緯+05°45' 00" (2000.0)
見かけサイズ16.8'
銀河数82
赤方偏移0.0767
等級16.0等
距離10億6000万光年
所属する超銀河団 -
撮影メモ: おとめ座とへび座(頭部)の境界線上に位置する銀河団Abell 2029と,その中心に見られる銀河IC1101を捉えたものです。 へび座の球状星団M5の4度北西に見つけることができます。IC1101は,2つの星座の境界線からわずか4分おとめ座の領域に入っています。
Abell 2029は80個ほどの銀河を含み,10億光年ほどの距離に浮かんでいます。 その中心に見えるIC1101は直径が400万光年にもおよび,現在知られている中で最大の銀河のひとつで,銀河系の40倍近くにもなります。 このような巨大楕円銀河は,複数の銀河同士の衝突により生まれたと考えられています。




NGC5846付近

IC4351


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